なぜか2回同じ記事が投稿されてたので
1つ削除したら2つとも消えてしまいましたので
もう一度投稿しています
昨日のブログの続きです
チェロ駒ができたのですが
それ以外の作業は
傷が多いです
特にここ
他にも傷やニスの剥がれが多数あります
持ち主はとてもよく練習する頑張り屋さんです
弾いていたら傷がつくのは当たり前
せっかく遠い所から来てくれたのだから
綺麗にしといてあげましょう
さっきの傷は目立たなくなりました
ついでに弦を全部張り替えたいとの事ですが
ペグの動きが悪くて困ってるとの事なのでこれもなんとかしておきましょう
こんな口紅のような
クレヨンのような
って物を塗って滑りを調整します
滑ればいいってもんでも無いです
弦が止まらなくなります
止まればいいってもんでも無いです
ペグが固くて回らなくなります
具合を確認しながら塗る量を調整します
魂柱という内部に立っている棒の具合も
あまり良く無いので
立て直します
あまり見られない画像ですよ
チェロの内部です
こんな風に魂柱と言う棒が1本立っていて
表板の振動を裏板に伝える役目をしています
音を左右するとっても大切な柱なので
魂の柱と書いて
魂柱(こんちゅう)といいます
知らない人の前で魂柱の話をすると
昆虫かと思い、虫の話をしているのかと勘違いされます
チェロには下にエンドピンという棒があってそれを床を刺して演奏します
弦とテールピースを外して
エンドピンも外します
先ほどの画像はエンドピンを外した穴から撮影しました
ここから覗いて魂柱がキチンと立っているかを確認します
魂柱を立てるのはとても難しいです
習い始めの方は1時間やっても立てられない方が多いです
僕はもう慣れているので直ぐにできますけど
立てた後、キチンと調整するのはもっと経験がいりますので
自分で触らないほうが身の為です
新品弦も張り替えて
もう一度試奏します
うん、いい感じ
後は持ち主本人に弾いて頂いて
もうちょっと調整するのか
これでいいのかを決めてもらいます
メールで作業完了の報告と写真を何枚か送ったら
早く弾いてみたいです
と、返信が来ました
僕も 早く弾いてもらいたいです
気に入ってもらえるといいなぁ