体調も最近はちょっといいし
新年度になったので
新しいチェロを作ろうと一念発起
前回のチェロは体調もずっと良くないし
子育てや家事に忙殺されて
かなりかかってしまいました
さて今回はどのくらいでできるのか?
それより仕上がるのか?
どちらにせよこの体調では
もう何台も作れ無いんだろうなぁ
って思っています
今回の材料はかなりいい古材が
運よく手に入りました
少なくとも50年は経っております
僕が生まれた時あたりからずっと待っていてくれたなんて勝手に想像しております
今回は裏板から始めよう
しましまの虎杢もチェロの端まで入る
立派な美しい杢です
ただね、長い年月が経ってるんで
かなりの歪みが出ていて
合わせると隙間がかなりあります
虫食いなのかなんなのか
穴も空いております
まぁでもこの穴は作るときには
支障の無い位置なのでなんとかなります
直線定規で真っ直ぐのラインを引いて
鉋で大まかに落としておきます
鉛筆でざざっと印を付けて
石板に敷いた紙やすりでひたすらこすって
直線になるようにします
鉛筆の印が全て無くなるまでひたすら擦り続けます
この作業は筋トレしてるようなもので
かなりの体力がいります
体調が悪い時にはできません
紙やすりが目詰まりすると
作業効率が落ちるので
ちょくちょく掃除機で吸い取ります
何時間もかけてヘロヘロになりながら
板を合わせて電気を消して明るい方に向けて
隙間が無いかチェックして
納得いくまで紙やすりで擦ります
そうしてピッタリ合わせられたら
ようやく接着
膠(にかわ)は温度が低いと固まりやすいので
とりあえずエアコンを最高温度にして
部屋を暖めます
虎杢も模様が合う様に印を付けて
一気に膠を流し込んで接着
いつも大丈夫かなぁと心配になります
でも失敗した事は無いですよ
余計な膠を除去してちょっと綺麗にクリーニングして完了
今回もありがたい事に上手くいきました
さぁ製作は始まったばかり
これから少しずつでも進めたいと思います
せっかくの良い材料なので
良いものになる様頑張ります