秋になりましたね〜
芸術の秋だもんで最近はやたらと忙しいです
さてさて前回の続きでネックが無事に
仕込み終わりましたので
ボタンの成形に移ります
このボタン部分はネックが弦の張力に負けて
外れてしまわないように頑張ってくれている
大切な場所です
まずは荒いのこやすりで余分な部分を落とします
ヤスリで成形していきますが
ここは少し入れ込んでオシャレ感を出します
最終的にはスクレーパーでヤスリ傷を取りつつ成形します
角は痛く無い様に面取りをしておきます
さてお次はエンドピン
印が2つ付いていますが下が横板の真ん中
上は少し(今回は5mm)上に印をつけてあります
穴を開けるのは上の印です
ちょいと表板寄りにしてあるんですよ
どれくらいにするかは職人さんによって違います
してない楽器もあります
最初は細いドリルからスタート
そして角度の付いたリーマーで開けて行きます
これはバイオリンのペグ穴を開けるのによく使う細い物です
穴が少々ズレたりするので
その都度ヤスリなんかで修正しつつ慎重に作業を進めます
最終的ににはチェロのエンドピン用の太いリーマーを使うのですが
かなり力がいるのでちょっとしんどいけど
やり過ぎ無いように取り付けるエンドピンと合わせながら仕上げます
ふ〜っ
やっとのことで真っ直ぐ仕上がりました
曲がっていたら不細工ですもんね
今回使ったリーマーは左側3本
一番右はコントラバスのエンドピン用の
かなり太いやつです
木製エンドピンにする時は一番太いのが必要です
普段はこんな風に壁に並んで掛かってます
さてお次は駒の足裏合わせ
足裏にえんぴつで印を付けます
紙やすりの上で擦るのですが
えんぴつ跡が無くなる様にと
立っている角度を気にしながらひたすら擦ります
足裏をピタッと合わすのはとっても難しい作業
でもしっかりと全面が表板にフィットしていますよ