表板の表

さて久しぶりの楽器製作ブログ

やってはいますがなにせ進みが遅い

まぁ慌てる事も無いのでぼちぼちマイペースで製作をやっております

表板の膨らみを作って行きます

まずは鉋でだいたいの形に整えます

手のひらで撫でて出っ張りや凹みが無いかをチェックしつつ削ります

鉋が終わったらとりあえずスクレーパーで表面をならします

その後も何度も手のひらでチェックをして

気になる場所は納得いくまで修正を繰り返していきます

スクレーパーの歯が良い時はこんな感じの削りカスが出ますよ

スクレーパーの調整も大切な仕事です

スクレーパーってどんどん綺麗になっていくので好きな作業です

外周は少し盛り上がるのでその内側を一段低く削ります

この盛り上げ方は製作者によって少しクセが違うので見比べてみると面白いですよ

こんな位の隙間が開きます

木目的に嫌なのが上下の部分

紙やすりでやったら早いんだけどね

僕は今回はスクレーパーだけでやっているので

綺麗に整える為に時間をかけてやっています

ここも気を使う場所

トンガリ部分です

まずは彫刻刀でだいたいの形を作ってから

またスクレーパーで整えるのですが

表板は木目的に難しく、なかなか気にいるように仕上がりません

まぁそんなこんなで亀の歩みですが

ようやく表板の表面がとりあえず完了

紙やすりでやると平坦な仕上がりで

スクレーパーでやると木目が浮き立ちます

なんとなく今は木目ありの方が好きなので

スクレーパーのみで時間をかけて仕上げていますが

また好みが変わると方法も変わっていきますね

さてお次は内側を削る作業です

どんどんいい音がしてくるのでこれも楽しい作業です