膠の準備もできたので次の準備は
クランプの準備です
ネジで締めるのですが箱閉めは
膠が乾くまでの時間との勝負
作業をする時に慌てないようにあらかじめ必要な長さに準備しておきます
でもね、大量にあるんよこれが…
数えてみると写真には42本
仮止めに使っているのが10本の
合計52本あります
一つ一つ長さを調整してその時に備えます
さて、膠の塗り方ですが仮止めのクランプを緩めつつ写真のようにヘラで流し込みます
1人で黙々と作業しているので作業中の写真が撮れないのが残念です
全部塗り終わったらはみ出て流れ出している膠をプラスチックの柔らかいヘラで取ります
しばらくはゼリー状なのでその間になるべく取っておきます
そうしておくと後の掃除が楽にできます
流れ出たまま固まるとまた溶かして掃除するのは面倒なんですよ
そしてたくさんのクランプを掃除しつつドンドンはめていきます
52本使い切りました
まぁこんなにつけなくてもいいんですが
せっかくあるので使っちゃいます
持ち主さんは気がついていないんですが
楽器の一番下部の横板も浮いているので
なんとか膠を流し込んで接着しておきます
修理っていろんな症状があってその時に方法を考え無ければいけなかったり
道具なんかも自作でやらなきゃできなかったりで、とても頭と経験が必要です
僕もまだまだ一生修行です