チェロ弓の製作、次の工程は
中止を測って線を引きます
そこから想定の幅になるように印をつけて削っていきます
いろんな鉋や鑢を使ってを使って削ります
読みにくい漢字が出ましたね
鉋は「かんな」
鑢は「やすり」
です
大工道具は難読漢字が多いです
だいたい荒削りができたらスクレーパーをかけて整えていきます
四角柱が出来上がりました
次はかどをとって8角形にしていきますが今回の本体作業はここまで
削りカスはニスの材料にとっておきます
四角の方がチップを取り付けやすいので
この状態でチップを付けます
まず先端をチップの角度に合うように削って整えます
白いものがチップです
隙間が無いように慎重に削って
何度もチェックします
隙間が無くなったら接着します
クランプでしっかりと固定して置いておきます
今回使用したチップは象牙のイミテーション
本物の象牙はワシントン条約にかかるので輸入できませんし、演奏旅行などで飛行機に乗るときも没収されたりします
古い弓をお持ちの方はその時は気をつけたほうがいいです
印鑑などもそうですが、今はマンモス象牙というものが市場に出ています
マンモスはすでに絶滅しているので絶滅の危機が無いので輸入ができます
シベリアで大量に出ているそうで、マンモスハンターなる職業もあるそうです
ただし高価です
チップもマンモス象牙の物もありますが
高すぎるので費用対効果を考えると使う気になりません
あと、チップでよく使ってあるのは牛骨と金属板です
安物は思いっきり白いプラスチックですね
見るからに安っぽいです
色々考慮した結果象牙のイミテーションが一番僕は好きなので好んで使用しています
さてさて次の作業はいつになるかな?