エンドピンが太いとよく言われるし、何それ?ってよく聞かれます
通常チェロのエンドピンは金属かカーボンで、8ミリか10ミリです
僕のは16ミリ強あります
まぁ太いので目につきますね
元々チェロにはエンドピンは無くて足の間に挟んで弾いてましたが自由度が低いので
現在ではエンドピンを付けて演奏するのが当たり前になりました
始めの頃のエンドピンは木製で棒を刺すだけのものなので長さの調整ができないし
よく置き忘れます
あるチェリストからの依頼で木製で普通のエンドピンの様に出し入れして
調整できるのは作れないか?と言われて作ってみました
木製なので8ミリ、10ミリは弾いていたらおそらく折れるでしょう
なので太くしてあります
探してもチェロ用にそんな太いのは無いので土台はコントラバスの物を使っていますがコントラバスでも最近は16ミリはほとんど使わないので探すのが難儀でした
いきなりお客さんのチェロに使うのはさすがによろしく無いと思い
自分のチェロ(当時は4弦のチェロ)で試してみると
これはとても具合がいい
音が自然に鳴るし、変な抵抗が無くなって弾きやすい
やはり楽器も木製なので相性がいいのかな?
もう僕も木製にしちゃおうと今の5弦チェロにも付けました
違う種類5本並べてみました
製作はだいたいでいいなら簡単です
僕はスカスカな状態が嫌なので穴にきっちりギリギリで入っているくらいにするので
とても難しいし、技術がいります
きっちり入っている方が音のロスが少なくていい音がします
弓も作るので丸い棒を作るのはそれの応用ですが弓は穴なんかに入れないので
また違った難しさがありますね
自分で色々な木を試して違いを楽しめるのがいいですね
長くなるので どんな木で作ったか
それぞれの木の特徴などは またの機会に解説いたします