弓を作っていた時に息子が
作るのんやってみたい
手伝ってみたい
と 言い出しました
しかし弓の材料のペルナンブコは毒性があって
僕はかぶれるとかは無いですが
よく咳こんで大変な事になります
なので子供に触らせるのはちょっと危険
弓作りも終わってチェロの板を削る事になったので
削るのんやってみるか?
と言ったら
うん、やってみる
と言うのでお仕事体験する事にしました
まずはエプロンをつけて刃物の説明
最初はカンナからやってみます
やはり全然削れません
では次はノミ
裏板は硬くて子供の力では歯が立ちません
ハンマーを使う方法を教えたら
少し削れて楽しくなったようです
僕がノミを持って息子がハンマーで叩いての
共同作業が楽しかったようです
彫刻刀にもチャレンジしましたが
やはり硬くて無理ですね
鬼目のヤスリもやってみました
これは簡単にできますが
今の作業はこれでは進みません
もう一度ノミとハンマーの共同作業をやって
今日のお仕事体験は終了
最後はきちんとお掃除もやっておしまいです
チェロのレッスンでもそうですが
できる人からみたら
それはまだ無理やわって事がよくあります
でも僕は絶対 あなたにはまだ無理だからとは
言わずにやってもらいます
僕からはそれはとても難しいとわかるけど
本人が体験してみないとわからないし納得できません
まぁ無理なのでできませんが
そこでやめればいい事で
また次の課題を探せばいいんです
わからなければアドバイスします
僕は若い頃先生にまだ無理ってよくとめられましたが
隠れてコソッと弾いてました
レッスンには持っていきません
それなりに弾けるし弾けなきゃ止める
自分で納得していました
もう一つ
よく聞かれますが
息子さん製作者?チェロ奏者?どっちかやらせるの?
僕的にはどうでもいいです
本人が歩みたい人生を選択してくれたらそれでいいです
やってみたいと言ったら教えてあげます
嫌ならやめればいい
息子の人生は僕の物では無いですからね
息子にも簡単に扱えたヤスリは鋸ヤスリ(のこぎりやすり)と言うやつです
木工職人さん達も使いやすいので
よく使っていますよ
歯が両面にあって目の荒さが違うので
用途に応じて使い分けができます
普通のヤスリより遥かに早く削れますよ