さて久しぶりのチェロ弓製作のお話ですが
一応作業は続けております
ただ最近保育園も自粛休園をしている日も多くて
子供達が家にいる間はとてもじゃ無いが
放って置いて作業をすると言う訳にもいかず
1日にやれる時間がとても少ないです
今日のLINEに流れて来るニュースにもそんな話題があって
在宅勤務とは言え子育てがあるとやはり仕事ができないとの記事がありました
前回でラッピングまでの記事を書きましたが
それが終わるとこんな感じです
真っ直ぐの弓ですね
もちろんこれで使えませんので熱を加えて反らせていきます
弓反りの状態に削るんじゃ無いですよ
他の弓職人さんはどんなペースでやるのか知らないけど
僕はなるべく木に負担が少ないようにゆっくりと曲げていくので
かなりの日数をかけます
これで1日くらいの反りかな
クランプで押さえてつけた反りが戻らないようにして置いておきますが
このぐらいだと次の日にクランプを外すと
ほとんど真っ直ぐになります
でも無理はせず木と相談しながら
ぼちぼち曲げます
少しずつ曲がって来ましたね
まぁ少なくともこれくらいは曲がるくらいで無いと使い物になりません
フェルナンブコの反発力としなやかさには驚かされます
最後の方には捻れや左右のブレなんかにも気をつけて修正しながら作業をします
と、まぁこうやって反りをつけて弓になりますが
僕はプレイヤーなので反りは弾きながら長い時間をかけて修正していきます
見た目や計算なんかでは到底わからない微妙な世界です
なので、ありがたい事に僕は他の弓と全然違って弾きやすいと言って頂いています