おぎのけんの ブログ

チェロ演奏と弦楽器製作そして子育てと糖尿病とかいろいろ

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白内障 (超急性) 手術

 

 

 

 

皆様お久しぶりです

今回の記事はあまり写真も無く

長文となってしまいます

 

白内障の手術記録ですが

これが何かのお役に立てればと思い

記事にしたいと思います

 

 

ずいぶんと長い間ブログの更新は出来ませんでした

 

なぜならスマホどころか全てが見えづらくて

それどころじゃありませんでした

 

遡る事去年の8月くらいに

なんだか今まで見えてた物が見えなくなって来ました

 

その時点では視力は1.2

 

若い頃は2.0あったので違和感があります

糖尿病の主治医の先生に相談した所

 

ハイペースで血糖値が落ちると目に来る事はありますね

との事

 

知り合いにとてもいい眼科の先生がいるので

紹介します

と、言われたので

その眼科の先生に検査してもらうと

 

白内障といえばそうかもしれないけど

白内障と診断できる程では無いですね

しばらく様子を見ましょう

 

と、言われて様子見をするのですが

どんどん視力が落ちます

 

運転にも支障がでてきたので人生初の近視のメガネを作るのですが1月しない間にもう度数が足らなくなる状態なので何度も何度もレンズを作り直し

 

楽譜なんか全然見えません

 

オーケストラでは2人で1部の楽譜を見るのですが

至近距離でしか見えないので

無理を言って僕は1人で楽譜を見させてもらったり

仕事を断ったりしていました

 

楽器の製作をしようにも

細かい所が見えないので製作もできません

 

年が開けてもはや0.1くらいになってしまっています

糖尿病の先生も、眼科の先生も、メガネ屋さんも理由が分からず皆んな不思議がる状況

 

この頃は週替わりで視力が落ちて行ってます

視力だけでなく全体的に白くぼやけているので

メガネをかけても対向車のライトで

視界が全部白くなって何も見えなくなります

 

レッスンするにも生徒さんの楽譜が見えないので

30センチくらいに近づいて覚えて弾くしか出来ませんでした

 

2月に眼科の先生が

余りに日常生活に支障が出ているので

白内障の手術をしましょう

と、おっしゃってくださいました

 

やっぱり白内障なのねと思ったのですが

 

これだけ急激に悪くなるのはとても珍しいですとの事

 

手術の日程ですが

とても予約が立て込んでいて最大8ヶ月待ちになります

他所でやるのもできますがどうしましょうか?

 

なんて言われて

でも目の事だし変な所でやられるのも嫌だから

時間がかかっても安心してやれる所がいいと思ったので

 

では、順番待ちします

 

と言うと

 

余りに酷いのでなるべく早く出来るように

努力します

 

と、おっしゃってくださいました

 

そして待っている間にも視力は落ちて行ってるのですが

 

4月に出来るようになりました

との嬉しいお電話

 

思っていたよりずいぶん早く手術ができます

 

手術前に手術をしてもいい体の状態かどうかの検査で血液検査、心電図、レントゲンなんかをして目の状態もチェック

 

最終的には0.03まで視力は落ちていました

 

後日先生と打ち合わせ

手術くらいできると思っていたら

そこで新たな問題発生

 

心電図で心筋梗塞の疑いがありとでました

このままでは手術できませんので

手術をやっていいのか糖尿病の先生に許可が必要になります

 

との事

 

急遽糖尿病の先生あてに検査結果とお手紙を書いて頂き

直ぐに持って行きました

 

ありがたい事に結局問題なかったので手術は予定通りの日程でやれました

 

4月13日入院

4月14日右目手術

4月15日左目手術

4月16日退院

 

という3泊4日の日程です

 

先生と相談して単焦点レンズを入れる事になったので保険が効くので安くできます

 

遠近両用眼鏡みたいな累進焦点レンズというのもありますがこちらは保険が使えないので

お値段がとても高いです

 

話を効くと累進焦点レンズは夜間対向車のライトなんががギラつくと言う事でしたので

 

それは運転しにくいなぁと思ってやめました

 

 

ここの病院は眼科がとても評判が良く

人気なのでいつも検診でもかなり待つのですが

手術でも僕がやる前にもやっておられて

僕が終わったら次の方が待っているという

かなりの件数をこなしておられます

大人数の診察をした後に手術を何件もこなすって先生って大変やなぁって思います

 

手術は始まる80分前から20分毎に麻酔の目薬を看護師さんにさしてもらいます

 

手術の準備ができたら手術室には看護師さんに

車椅子で連れて行ってもらいます

 

手術は歯医者さんの椅子のような所に座って

背もたれを倒してやります

 

片目だけが空いたシートをかけられて

ぼやけた目でなんとなく見えるって感じですが

始まると強烈なライトの光でほとんど見えません

 

痛みなんかも無く

黒っぽい点が3つ見えると思いますが

それをずっと見ておいて下さいと言われて

眺めているとなんかゴソゴソやっているのは

分かるのですが

怖さなんかは全然ありません

 

15分くらいで終了でしょうか

ガーゼとその上にアルミの眼帯をテープで取り付けて

車椅子に乗って病室に戻ります

1時間くらいはじっとしておいて下さいね

と、言われるので寝てました

 

手術した日は手術した方の目を下にしないで下さいと言われます

 

次の日にはもう眼帯も外して見えるようになっていました

 

0.03の視力から突然の視力回復

全てが美しい

いや、汚い物もはっきり見えます

 

今まで見ていたスマホは買ったばかりの新品かと思う綺麗さ

 

ただ、手術の後1ヶ月くらいは視力は安定しないそうなので

メガネを作るのは1ヶ月以上してからにして下さいと言われました

 

手術後からは毎日感染症予防の為に目薬を

朝昼晩と寝る前の1日4回

 

そして1週間は寝る時に掻かないようにアルミの眼帯を取り付けて寝てくださいとの事

 

入院中は階段を使わずにエレベーターにして下さい

 

しばらくは重い物を持たないで下さい

 

ホコリっぽい場所には行かないで下さい

 

振動は厳禁なので特に自転車で砂利道なんかはいけません

 

レンズがまだ固定するのに時間がかかるので

ズレる恐れがあるとの事でした

 

何より嫌だったのは感染症予防の為に

手術後5日は顔を洗ってはいけない、髪の毛も洗ってはいけないと言う事で

仕方ないので介護で使うお湯を使わない泡シャンプーでしのいでおりました

 

 

家にはタクシーで帰りました

やはり今まで見ていた景色とは段違い

って言うか今まで視力が良かったのに急に見えなさすぎていたので

やっと元に戻ったって感じです

 

楽譜も良く見えます

 

でもしばらく見ているとまだ慣れないので

目が疲れます

 

それにとても見えるので日中なんかすごく眩しくてずっとサングラスしてました

 

ホコリっぽい場所は禁止なので

楽器製作はしばらく出来ませんね

 

目は白目がすごく充血して真っ赤になっていましたが2週間程で充血は無くなりますよとの事でした

 

 

1週間は寝ている間に目を掻かないように

アルミの眼帯を両目に取り付けて寝ます

目薬も1日4回さして感染症予防です

 

見え方は日替わりでよく見えたりボヤけたらします

 

1週間後の検診の時には左右差が酷くて

左目1.2

右目0.6

だったので酔ってとても気持ち悪い状態でした

そう言う話を先生にすると

吐き気止めの薬を出して下さいました

良く効いてありがたかったです

 

日替わりの日々があってどうなるんだろうと

思いながらの1ヶ月後検診では

一応左右共に1.2

吐き気は無くなっていました

室内くらいの距離なら問題無く見えます

 

でも数百メートル先を見ると右目は少しぼやけています

左目はよく見えます

 

スマホなんかの近距離は右目のほうが良く見えて

左目は少しぼやけています

 

ちょっと左右でピントの位置が違うようですが

日常生活では全然支障の無いレベルです

 

1ヶ月ちょっとしてからまだ保証期間内で

無料でレンズ交換してもらえるので

眼鏡のレンズを作りに行きました

 

このブログを書いている時点でだいたい2ヶ月ですが

それでも少し日によって、特に遠くを見る時に良く見える日があったりぼやける日があったりします

 

こんなものなのか?

それとももうしばらくしたら安定するのか?

 

今のところまだわかりませんね

 

でももう楽譜を見ていても以前のように疲れる事なんかは無くなりました

 

そろそろ楽器製作も再開しようかな

 

今回の手術、やって頂いて本当にありがたかったですし、

とても腕が良くて優しい先生に手術して頂き

入院中も看護師さんやスタッフさんもとても親身になって接して下さいました

 

感謝してもしきれない程です