スクレーパーで面自体は綺麗になったのですが
厚みも最終的に決まったので周囲を最終チェックします
指で擦って綺麗な曲線になっているか
感覚を研ぎ澄まして確認します
気になる場所は紙やすりで微調整
後でも出ますが表板のパフリングはちょっとした事ですぐにズレるので
少しでもクオリティが上がるように
出来る事をできるだけやっていきます
そして緊張のパフリングカッター
表板の冬目つまり色の濃い木目として見える場所はとても硬く
夏目つまり冬目の間の白い部分はやたらと柔らかくて弱いです
2つの差があり過ぎるてカッターの刃が冬目に沿って滑りやすいのでとても歪み易いです
なのでめちゃくちゃ緊張
自覚していませんが息も止めているんでしょう
とても苦しくて呼吸困難な感じです
気にせずガ〜っとやっちゃう人も多いですけどね
なにせ僕はビビりなもんでやたらと慎重にやってしまいます
チェロでソロ弾くほうがよっぽど気が楽です
トンガリ部分はパフリングカッターではなく
測りながらフリーハンドで描きます
裏板の時にも書きましたが
美観の為に中心より少しずらして描きます
書くのはやり直しが何度でもできるから
こっちの方は少し気が楽
でも左右が揃ってるか、全体のバランスは綺麗なのかとか気にする点はいくつもあります
そうして息も絶え絶えになりながら全周完成
この緊張する作業が無事に終えられたら
これからは楽しいパフリングの溝掘りです