前回はフロッグに毛を取り付ける所までを記事にしましたが次は弓先の方の取り付けです
先ずは何度も何度もクシで綺麗に整えます
長さを決めて糸で縛って
ハサミで余分を切った後に火であぶって毛玉を作ります
この毛の長さがとても重要
季節によって伸び縮みが変わりますし
どれだけ弾くかによっても伸びが違います
あまりよくわかっていない職人さんが多いですね
そして先端のクサビを作って取り付け
このクサビもきっちり作るのは
難しい作業です
どの作業もそうですが
職人とプレイヤーの要求する所も違うので
とても難しいです
そしてやっと弾ける状態になりました
弓の製作自体はこれでおしまいなのですが
ここからが僕が普通の弓職人と違う所
僕はプロのプレイヤーです
どれだけ綺麗な物でも道具として使えなければ
不必要です
これからの微調整の方をかなりの時間をかけて
弾く為の道具としての弓にしていきます