おぎのけんの ブログ

チェロ演奏と弦楽器製作そして子育てと糖尿病とかいろいろ

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毛替え と 松脂の塗り方

 

今日は住宅ローン減税の書き方が

わからないので税務署に行こうと思います

 

これだけの資料を持って

いざ出発

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税務署に到着

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さて何時間かかるかなぁ?

 

入って受付で話を聞くと

今日は予約のみで予約もいっぱいで

ダメです、お帰りください

との事

 

仕方がないので資料貰って帰って来ました

 

 

さて時間が空いたからどうしよう?

 

そろそろやしなぁ

アレするか…

 

 

もうすぐドボコンの本番です

弓の毛替えをしばらく

やっていなかったので

本番までには変えたいなぁと

思っていました

 

僕はだいたい2週間前くらいにやるので

そろそろやり時です

 

 

家に帰って早速作業開始

 

手元の毛も汚れています

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半月リングを外して

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貝殻の付いた板をスライドさせて

外します

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適量の毛を取ったら白い紙の上で

選別作業

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色の悪い物や縮れ過ぎている毛を

除去します

 

 

そして糸で縛って

ライターであぶります

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クサビを3ヶ所入れて綺麗な毛になりました

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さてこの後は十分に乾かした後に

松脂を塗ります

 

松脂の塗り方は人によって違います

どれが正しいかなんて無いので

僕のやり方も1つの方法だと思って

いろいろ研究してみて下さい

 

今からやる方法は初めて師事した

京都市交響楽団の先生に教えていただきました

 

その先生は平井 丈一朗先生と言う

カザルスのお弟子さんに習っております

 

もしかしたらカザルスのやり方かもしれません

 

そのやり方を僕なりにアレンジしています

 

 

まずは膝の上に毛を上にして

松脂を塗ります

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半月リングの金具に当たると松脂は欠けるので親指でガードします

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粉が出る位タップリと塗ります

松脂を置いてある所まで塗りました

白くなっていますね

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弓先まで塗ったら今度は指で塗り込みます

 

そうしないと表面だけにしか松脂が付いていないのですぐに取れて滑ります

 

馴染むのも時間がかかります

 

 

指は綺麗に洗ってからにしましょう

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毛の全面に松脂が行き渡るように擦ります

 

終わったら弓の木の部分と指先が白くなりますが

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弓は布で拭いて

指は石鹸で洗います

 

これでおしまいですが

この状態では松脂は多過ぎます

 

でも毛の部分は布で拭いてはいけません

布の繊維が付着して取れなくなります

 

無闇に指で触ってもいけません

脂がついて滑ります

 

毛に触れるのは初めて松脂を塗り込む時のみで後は触らないようにしましょう

 

 

つきすぎた松脂は楽器を弾いて

弦に付いた松脂を布で拭き取ります

 

それを繰り返して自分好みの量にして行きます

 

僕はずっとこの方法でやって来ましたが

みなさんもいろいろ研究してみて下さいね