ず〜っと手を付けずに置いてあった作りかけのチェロが1つあります
3、4年はそのままかな
横板は出来上がっています
これを作り出してからいい板が手に入ったので
5弦チェロを作り出しました
その後コンチェルトの依頼やら弓作りやらで
手がつけられずにそのままにしていました
5弦チェロ用に型枠がいるので
それを外してこちらの型枠に付け替えていました
外したままだと曲げた横板が形崩れするので
同じタイプの以前に使っていた型枠を使用しました
ちなみに横板にはライニングと言う板をもう1枚付けます
接着面積を増やすのと形崩れ防止が主な役目です
楽器中央のくびれ部分のライニングはコーナーブロックに差し込むようにして
ライニングが外れて浮いてくるのを防止します
コーナーブロックにも木目の向きがあって
それを考慮して取り付けます
プロの奏者でもライニングとコーナーブロックの事を知っている人はほとんどいませんね
知っていてもあると言う事を知っているくらいで
それがどういう物かまでは知りません
奏者ももうちょっと自分の楽器の事は勉強した方がいいとは思いますが…
さて型枠から外すとこんな感じで
とっても不安定です
でも箱になるととても強いんですよ
さてこれが型枠
合板を4枚重ねて作っています
4枚は木ネジで留めてありますが
外せば独立します
なので順番を間違え無いように番号を付けてあります
4枚届くようにこんな長さの木ネジを使っています
4枚重なった状態では型枠は外せませんし
入れられません
なので外して1枚ずつ入れていきます
4枚共入ったらもう一度木ネジで留め直します
これで型枠の交換が出来ました
また形崩れしないようにクランプで留めておきます
クーラーがかかっていない所で作業していたので今日はめちゃくちゃ湿度が高くて暑いです
この交換作業だけで全身汗だく💦
疲れたので後はバッハの無伴奏でも弾きながら
弓の調整をしよう