ここのところあまり撮る写真もなかったのですが
毎日作業はしていましたよ
表板の接着面に湿気が入って膠が弱くならないように薄い色のニスを塗ってシーリングをしておきます
割れ作業をした場所ももう一度塗ってシーリングしておきます
オールドのチェロに塗ったばかりのテカテカのニスは合わないので
乾いた後は周りのニスと雰囲気合わせの処理をしておきます
さてようやく修理作業が終わりました
この後はセッティングです
と、その前に
エンドピンに抜け防止のゴムリングが付いております
これがあると違うエンドピンにしたい時に
できなくなるので取っておいた方がいいです
持ち主さんにも伝えたら取って欲しいと仰るので取っておきます
がらんどうの内部
ここに魂柱を立てます
こんな風にね
慣れないとなかなか立てられ無いんですよ
そして駒を立てて弦を張ります
この駒はベルギータイプですね
駒の位置やテールピースの位置にも気をつけながら弦を張って調弦します
いい音です
ようやく復活しました
ついついBachの無伴奏なんかを弾いてみます
裏板の木目もとても美しいチェロです
ちょっとライトの具合を変えて撮ってみました
これからまたたくさん良い音、いい音楽を奏でてくれる事でしょう
持ち主さん、後はよろしくね
ちょっと多いけど
今回の工程です