おぎのけんの ブログ

チェロ演奏と弦楽器製作そして子育てと糖尿病とかいろいろ

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松脂の塗り方 毛替えしたての場合

新作弓に毛も張れたのですが

松脂(まつやに)をつけないと弦楽器は音が鳴りません

 

松脂とは言っても松の樹脂だけではなく

各社が研究していろいろな植物の樹脂をそれぞれのレシピで作っています

 

たまに松脂アレルギーが出る方もいるので樹脂を使っていない物もあります

 

まぁたくさんの種類があって

人それぞれ言い分が違うのでどれがいいとは言えず

値段ではわかりません

 

僕が今、使っているのは

ボガーロ&クレメンテ

と言うイタリアの会社の松脂を使っています

 

こだわりは無いので、もっといい物を見つけたらすぐに乗り換えます

 

今までいろいろ使いましたが、引っかかり具合が良く、弾きやすいので今はこれを使っています

 

 

さて、毛替えしたては松脂がついていないのでツルツルです

 

弾いても全然音が鳴りません

 

そこで初めて松脂を塗る時にどうやればいいのか?

 

 

今まででも結構その質問を受けました

 

 

これから紹介するやり方は

初めてチェロを習った京都市交響楽団の先生に教えて頂いたやり方です

 

その方法を僕なりにアレンジしてあります

 

塗り方も人それぞれなのでこれが絶対と言うことはありませんので参考にしていただければと思います

 

 

 

松脂を塗る構えですが、毛を上にして膝の上に弓を置きます

 

松脂は硬い物に当たるとすぐに砕けるので親指と人差し指で銀色の半月リングに当たらないようにガードします

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ギリギリまで松脂を塗る必要はありません

どうせそこは使いませんし、無理にそこまで使うと弦に半月リングが当たって弦が切れる原因になります

 

 

そして上から松脂を当てて塗っていきます

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松脂は熱で溶けるので圧力をかけ過ぎたり、擦るスピードが速すぎると変質して良くありません

 

慌てずやりましょう

 

初めて塗る時は粉が見えるくらいまでたくさん塗ります

 

 

その余分な松脂の粉を指でこすって松脂が直接届かない裏面などにもつけていきます

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指で直接毛を触るので指の脂(あぶら)がつかないようにしっかりと石鹸で洗ってからやってください

 

脂が毛についてしまうと弾く時にそこが引っかからずに滑ります

 

 

終わったらまた石鹸で指についた松脂を洗っておきましょう

 

ベタベタします

 

 

これで毛の全体に松脂が行き届いたはずです

 

この状態ではおそらく松脂はつきすぎだと思います

 

でも毛を布で直接拭いてはいけません

 

松脂はベタベタしているので布の繊維がくっついて取れなくなります

 

弾いて、弦についた松脂を布でこすって取ります

 

そうして自分の好きな塗り心地まで調整します

 

と、まぁ僕はこんな感じで毛替え後は毛に塗り込んでいきます

 

 

普段は毎回塗らなくても大丈夫です

 

塗るにしても楽器に白い粉が降り積もるようでは塗り過ぎです

 

松脂は粉になっても時間が経つとまた固まるので早めに拭き取るようにしてください

 

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