弦楽器製作 修理
次はどんどん紙やすりの番数を上げて行って 磨き上げていきます 2000番まで磨きました これでも綺麗なのですが スペシャル磨きを最後にします ピッカピカです 別にする必要は無いんですけどね 綺麗だからついやってしまいます 竿部分も ヘッドも磨いて 全体…
さてチップも接着できたので 毛を入れる穴を開けたいと思います まずはきちんと測ってデザイン書きをします 小さな場所なのでちょっと書きにくい 手が震えます そして穴あけです 深さがいるのですが削るのは結構硬いですよ せっかくなので綺麗に仕上げたいで…
さて次は弓先のチップを取り付けます 今回使うチップはイミテーションの象牙 チップには象牙、牛骨、プラスチック、金属などが使用されますが 象牙はワシントン条約で輸入できません 代わりにもう絶滅したマンモスの象牙を使う事もありますが かなり高価なの…
とある訳があってまたチェロ弓を作る事となりました ペルナンブコ材を切り出した後に中心線を引きますがシーズニングの結果少し反りが出ていますので それも考慮して線を引きます ヘッドも書いてみましたがこちらはだいたいの目安です さて削り出し 結構色が…
山田音楽院から 子供用の分数サイズのバイオリン弓をお直しして欲しいと依頼がありました これから次の生徒さんに渡すので使えるようにして欲しいとの事です 現状はこんな感じ とても汚くなっています でも良く練習したんやね 弓の毛は フロッグを適正な所に…
前回はフロッグに毛を取り付ける所までを記事にしましたが次は弓先の方の取り付けです 先ずは何度も何度もクシで綺麗に整えます 長さを決めて糸で縛って ハサミで余分を切った後に火であぶって毛玉を作ります この毛の長さがとても重要 季節によって伸び縮み…
今日はちょっと変わった依頼 チェロのレッスンの生徒さんですが 製作にもチャレンジしております 演奏のレッスンと横板を曲げる方法を教えて欲しいとの事 両方教えてあげられるのはそうそういないでしょうね 聞いた事は無いですが もしいたら知り合いになっ…
さて弓本体もできたので 初めての馬毛を張りたいと思います 先ずは必要量を取って白い紙の上で 良くない毛を取り除く選別作業をします 選別し終わったら糸でしっかりと縛ります 新品のフロッグで初めて貝スライドを開けるのですが どうやら接着剤がはみ出て…
保育園の登園自粛で停滞続きの チェロ弓製作ですが 最近は少し作る時間ができました 相変わらず家事に追われていますけどね 長くかかった曲げ作業で艶っぽさが無くなるので もう一度綺麗に磨き直します フロッグの金属の角部分なんかは だいたい尖っています…
今回は Vintage Wax と言う物を使ったお話 弦楽器製作修理のカテゴリーに入れましたが 今回は違う物に塗りました たまに修理の時にも使ったりします 今回塗ったのはこちら 僕が以前に作ったネコトイレ隠しハウスです 木材はホームセンターで買ってきた板 ず…
さて久しぶりのチェロ弓製作のお話ですが 一応作業は続けております ただ最近保育園も自粛休園をしている日も多くて 子供達が家にいる間はとてもじゃ無いが 放って置いて作業をすると言う訳にもいかず 1日にやれる時間がとても少ないです 今日のLINEに流れて…
本体はだいたいできたので ラッピングをします 今回巻くのはこちら イミテーションの鯨髭です 本物は高すぎるのといろいろ面倒が起こるので イミテーションにします 巻き始めのスタートは抜け防止に挟みこむので 不細工に分厚くならないように薄く削ります …
弓先の形ができたら毛を入れる穴をあけます 硬いです まぁ硬く無いと長い年月もたないので 仕方ないですね 穴の中は綺麗である必要も無いのですが なんとなく綺麗にしたくなるので なるべく綺麗にしちゃいます 八角形の竿部分も角を取って丸くして 全体をど…
さて次はどこをやろうか 別に順番は決まっていないので その時の気分で進めます では弓先のチップを取り付けましょう こんな部品があります 内側は黒いです 弓先はなかなかクランプで止めにくいので 難儀します どこをどうやったらしっかり全部くっつけられ…
おおよそやりたい太さまで四角にしたら 角を取って八角形にしていきます これもまだおおよそで削ります フロッグの角度に合うように手元は角度調整もします だいたいできましたね フロッグの部分には溝を彫ります ここにフロッグのネジが入ります なかなか彫…
なんとなく弓型に切り出したら 弓製作のスタートです まずは中心に線を引きます 狭い幅のくせに長いんで定規が安定しません もう1本手が欲しい所です 仕方ないので片一方はクランプで押さえておきます なんとか引けました 次は削る幅を決めます 後で微調整す…
お詫び Google AdSenseのアカウントを無効にされちゃったので広告が貼れなくなっていました 仕方がないので別会社の広告を貼る事にしたのですが どこがどうなのかをいろいろ貼って実験してみないとわかりません まだまだ手探り状態なので やたらと広告が多か…
ここのところあまり撮る写真もなかったのですが 毎日作業はしていましたよ 表板の接着面に湿気が入って膠が弱くならないように薄い色のニスを塗ってシーリングをしておきます 割れ作業をした場所ももう一度塗ってシーリングしておきます オールドのチェロに…
いろいろ修理も終わったので次は 化粧直しをしていきます ヘラを挟んで表板を外すので どうしても少し傷がつきます 傷がついた所をわからなくなるように ニスを塗って綺麗にしていきます 最初の写真と同じ場所です 塗っただけだとテカテカしているので 乾い…
箱閉めや剥がれ修理も終わったので 次は余分な膠を綺麗に取り去る作業が必要です 大きくはみ出たのは接着の時にヘラで取りましたが まだ残っています 横板と表板の角部分には目立たないですがまだまだ膠が残っています お湯を沸かして筆と布とヘラを使って取…
昨日はこんな感じで箱閉めが終わったんですけど クランプを全て外して 指の関節でタップしてちゃんとくっついているか確認します 表板OK 裏板も確認します 裏板は… 変な音がします 剥がれている音です しかも2ヶ所 じゃあこれも早くくっつけないと横板がズレ…
膠の準備もできたので次の準備は クランプの準備です ネジで締めるのですが箱閉めは 膠が乾くまでの時間との勝負 作業をする時に慌てないようにあらかじめ必要な長さに準備しておきます でもね、大量にあるんよこれが… 数えてみると写真には42本 仮止めに使…
膠って読めますかね〜 「にかわ」って読みます難しい字ですね 弦楽器の製作、修理をする時はこの膠を使って 接着をします 本当に便利なんですよ 強度はしっかりしてるけど剥がせます なので修理ができるんです すぐにはくっつかないので場所も確認しながら …
割れの修理をするのですが 準備としてこういう木切れを割れを挟むように 配置して接着しておきます 上に見える棒はバスバーと言うものです 割れに 膠を流し込んでこの木切れを挟んで固定して接着します 接着できたらこの木切れは用済みなので外します 次の作…
古いチェロが修理にやって来ました ラベルを見ると1855年と書いてあるので 165年前のチェロですね そんな昔の人が作ったチェロですがまだまだ現役 弦楽器って不思議なもんです さて修理の箇所はと言うと 表板ががっつり割れております 見ると2箇所割れていま…
誕生日に来てくれた2人とは別の 西日本医科学生オーケストラの6年生から連絡があって 先生のお宅に伺いたいとの事 今日は時間があるので来てもいいよ〜 って返信して来てくれる事になりました 今回もチェロを持って来ましたね いろいろお話しをして チェロを…
今日の作業バイオリンの修理 バイオリンと言ってもとっても小さくてかわいいバイオリンです 右側の裏板が剥がれています 弦などのパーツを一旦外します キズも多いですね いろいろな修羅場をくぐって来た 百戦錬磨な感じがします 膠(にかわ)を準備して接着 …
新型コロナウイルスの影響で この1週間あるはずだった 西日本医科学生オーケストラの合宿は 中止になったし 僕が作って使っていた2本の弓のうち 1本は新しい持ち主さんの所に旅立ったしで 今日から新プロジェクト チェロ弓を新しく作る事にしました 弓の材料…
預かっているチェロもいよいよ弦を張る時が来ました 魂柱の立ち具合をエンドピン穴から 確認しながら調整します 丁寧に作ってあるチェロです 横板に付けてあるライニングも綺麗に仕上げてありますね ペグにコンポジションを塗って 動きを良くします つけない…
古いチェロを預かっているのですが C線側の横板だけが酷い虫食いがありまして それを補修します 前に誰かが補修しているのですが しきれなかったのか また新たに空いたのかわかりませんが たくさん虫食い跡があります しかも前の職人さんはえらく黒い物で埋…