夏になりましたね
毎日暑すぎます
作業もひと段落したので
ブログの更新でもしますか
こちらは表板
裏板はくっつけましたが
表板はまだくっつけていません
ただの板ですね
これが楽器になっていくんですね
こちらの表板もとてもいい古材です
良い楽器になるよう頑張っていきますよ
さて、接合面に鉛筆で印を付けて
平面にする準備
この鉛筆跡が無くなるまで平面出しをします
後の作業の事を考えて直角に近くなるように
平面出しをするのですが…
古材なので反りもありますし
完全には直角にはなりません
この様にして左右にひたすら擦ります
鉋でやる方法もありますが
僕はこのやり方の方がいいですね
めっちゃ疲れますけど
接合面に隙間が無くなったら
膠で接着
失敗することは無いのですが
いつもちゃんとくっついてくれるかなぁと
心配してます
今回も無事に接着出来ているので
デザインする為に大きな鉋で
平面にしておきます
こんな感じでデザインする場所が
平面になればOK
横板を置いてデザイン線を書く準備はOK
ワッシャーを使って
横板から一定の幅を書いていきます
これで全周囲書けましたが
トンガリ部分は丸いですね
なのでこの部分は別に計算して
デザインします
デザインが完了したら
電動糸ノコで切り出し
ほとんど電動工具は使いませんが
この工程は使います
でも木屑が凄く舞うのと
音が大きいので電動工具は嫌いです
こちらは裏板の上部分
なんだか四角いものが出っ張ってますね
これが大切な部分で後にボタンと言われる
場所になります
ボタンがあるおかげでネックが外れにくく
なると言う人類の知恵ですね
なので裏板はボタン部分を忘れないように
しなければいけません
僕は忘れた事無いけど
習っていた先生が
たまに忘れる生徒さんがいますよと
仰ってました
電動糸ノコでは危険なので
ギリギリまでは切り出しません
これからは手作業でデザイン線まで仕上げていきます
こちらはのこやすりと言う
良く削れる便利な道具
カーブがきつい場所はのこやすりでは
出来ないので
こちらのマイクロプレーンと言う
道具を使います
これがとってもよく削れる優れものです
いろんなヤスリを使いましたが
これより削りやすい物はまだ
出会った事がありません
種類もいくつかあるのと
自分で少々カスタマイズして使っています
こんな感じで表板、裏板の
デザイン切り出しが完了しました
こうやって記事にしたら
大したことなさそうですが
かなりの時間と体力がいるので大変でした
ちなみに作業の途中で40度の熱が出て
3週間くらい熱や咳や偏頭痛で
作業も進まないって時期もありました
病院で検査してもらうとコロナでもインフルエンザでも無いって事はわかったけど
それ以上は分からずじまい
結局咳止めとロキソニンしか効かないので
苦しい毎日でした
今は自己回復してすっかり元気になりました
なんの病気だったのかなぁ?
さて次からは地獄の平面出しです
平面出しはいつもしんどいのですが
今度のは1番大変な平面出しです
やらない訳にも行かないから
頑張ろうっと