弦楽器の周囲には2本の黒い線で縁取りがしてあります
安物などはただ書いてあるだけの物もありますが黒白黒の3枚の薄い板をサンドイッチ状にしてある物を入れてあります
役割は外部からの衝撃で板が割れないように防波堤の役割と引き締まって美しく見える美観的な役割があります
作業は大変ですよ〜
前回の記事でパフリングカッターで1本線を入れましたが
あれはガイドです
アートナイフ等の鋭い刃物でガイド線ともう1本横に線をしっかりつけます
そしてその2本の線の間を彫ります
入れるパフリングはだいたい2ミリ
硬い木なので1回なんかでは彫り切れないので
3、4回は繰り返して深さを出します
こんな感じの作業を繰り返して彫り進めて行くのですが手も痛くなるしなかなか進みません
彫り進めて行くと幅が広い狭いがあって
ガタガタになっていますがこれを整えます
幅はギリギリを狙います
幅が広すぎると隙間が空いて不細工です
何度もサンプルのパフリングを入れてチェックします
幅を整えたらこんな風にスッキリします
深さも何度もサンプルを入れて全部入り切るまで彫ります
そんな作業をひたすら繰り返してパフリングはできているんですよ
静かに進む作業なので
好きな音楽を聴きながら
ゆっくり丁寧に作業を進めて行きます
溝彫りに使用しているのはこのパワーグリップ
この平刀を削って1ミリ 1.5ミリ 2ミリと徐々に幅を広げます
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